加工工程
面取りとエッジ R 加工
エッジ R は電界の均一化と絶縁材の密着のためであり、見た目のためではありません。
ブスバーの端面を丸める加工には三つの役割があります。電気的には、鋭角は電界を集中させます。同じ沿面距離で、丸めた端面は電界をより均一に分布させ、部分放電の開始電圧を高めます。機械的には、熱収縮チューブ、エポキシ封止、ポリイミドフィルム、オーバーモールドといった絶縁は R に追従しますが、鋭角は電界強度が最も高い位置に空隙を残し、その空隙が絶縁破壊の起点となります。実務的には、丸めた端面は組立時の取り扱いが安全です。半径はおおむね R2 から R10 で、バー寸法、電圧クラス、使用環境により異なります。エッジ半径は、IEC 61439 の空間距離、沿面距離、絶縁耐力の規定を満たすための工学的手段として加工側が定めます。
バーに絶縁を施すのであれば、エッジ R は仕上げの飾りではなく絶縁仕様の一部です。
製品
技術的背景
参照規格
